エンボス技術

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エンボス加工とは、表面に凸凹のあるエンボスロールを製品に圧接させることにより、意匠性を向上させたり、機能性を付与することを指します。

意匠性の向上:デザイン・質感のグレードアップ
機能性の付与:点接着、嵩出し、滑り止め、剥離性の向上、穴あけなど

エンボスの種類

片面エンボス

エンボス / 弾性

エンボス / 弾性

エンボスロールと弾性ロール(ウールンペーパーロール、ゴムロールなど)の組み合わせです。紙、織物、フィルムなどに対する微細な柄(浅い柄)のエンボス加工などに用います。

エンボス / スチール

エンボス / スチール

エンボスロールとスチールロール(フラットな金属ロール)の組み合わせです。不織布の点接着などに用います。

両面エンボス

エンボス / ペーパー

エンボス / ペーパー

エンボスロールとウールンペーパーロールの組み合わせです。ペーパーロールにエンボスロールの柄を転写させて雄雌にします。紙、織物、フィルムに対するはっきりした柄(深い柄)のエンボス加工などに用います。

エンボス / エンボス (スチールマッチ)

エンボス / エンボス (スチールマッチ)

雄柄のエンボスロールと雌柄のエンボスロールの組み合わせです。クッションシート(クラフト紙)の嵩出しや、カラー鋼板のエンボス加工などに必須です。

Tip to tip

Tip to tip

Tip to tip

まったく同一の柄のエンボスロールの凸と凹の位相を合わせたものです。製品に表裏差が出ないエンボス加工が可能になります。

穴あけエンボス

穴あけエンボス

穴あけエンボス

鋭利な柄のエンボスロールと弾性ロールを組み合わせ、フィルムの穴あけ加工などを行います。

※ ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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エンボスロールの彫刻方法

グラビアパターンの種類

エンボスロールの彫刻方法は、下記の3種類があります。エンボスパターンの形状・粗さ・深さのほか、エンボス加工の目的・用途、製品に求められる品質などにより、最適な彫刻方法を選択します。

ミール彫刻

「ミール」と呼ばれるマザーロールを用いて彫刻する方法です。このミールは、さらに「ダイス」と呼ばれる原型(種ロール)により彫刻します。種ロールであるダイスは、専用工作機により作成されますが、一部の柄につきましては伝統的な手彫り彫刻が施されます。

写真彫刻(エッチング)

光硬化樹脂を塗布したロールに彫刻パターンを印刷したフィルムを貼り付け、それを露光させることでロール表面にマスキングを行います。 そして、エッチングによりロール表面を部分的に腐食させ、エンボスパターンを形成させる方法です。

機械彫刻

デザインソフトによりプログラミングした彫刻パターンを、大型CNC複合旋盤機のCAMソフトに組み込みます。そして、大型CNC複合旋盤機によりロールへ直接エンボスパターンを彫刻します。最も新しい彫刻方法であり、従来の方法と比較して下記の特徴を有します。
・高精度な加工を可能とします。
・深度の大きい柄に対しても、短納期で対応できます。
・ロール円周方向の一部分への彫刻が可能となります。
・立体的(3D)で複雑な形状の彫刻にも対応できます。
・上下1組のエンボスロールに対しても、高度な位置精度で作成できます。

※ ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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試験開発室

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075-322-5001
平日:9:00〜17:00

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